「陽だまり's キッチン」
みんなで食べる春のごちそう
春の味覚の定番といえばうぐいす餅や桜餅。ご高齢の方は唾液の分泌量の低下、咀嚼能力や嚥下能力の低下により餅を喉に詰まらせる場合がございます。
適切な食事介助や見守りのあるホームという場では春の味覚を安全に食べていただけます。またご自宅でお召し上がりになられるときは事前にお茶などのお飲み物をお飲みいただいたり、丸ごとではなく小さくして口に運んでいただいたりすることで誤嚥や喉詰まりのリスクを軽減していただけます。
電子レンジで作る春の味覚うぐいす餅
材料(16人分)
①白玉粉 | 200g |
②砂糖 | 100g |
③水 | 300ml |
④練りあん | 400g |
⑤青大豆きな粉 | 適量 |
作り方
1.
大ボウルに①白玉粉、②砂糖を入れ③水を加えてよく混ぜます。
2.
小ボウルに材料の1/4を取り分けてラップをかけて600wで3分。取り出しかき混ぜて1分。
3.
小ボウルの生地をすりこぎで馴染むまでかき混ぜます。
4.
バットに⑤青大豆きな粉を敷きます。
5.
やけど防止のため手袋をつけ3の餅を小さくちぎり④練りあんを入れて丸めます。
6.
バットに敷いた⑤青大豆きな粉の上に5の餅を転がします。
7.
2~6の作業を4回繰り返します。
8.
綺麗なお皿に取り分けて16人分の出来上がりです。
みんなで収穫ヨモギの萌黄(もえぎ)色パンケーキ
春はキク科ヨモギ属の多年草のヨモギが勢いよく茂る時期です。土手や玄関先、道端にも自生するヨモギは蓬餅(よもぎもち)の材料として有名です。
ヨモギはありふれた植物ですが道端に生えるヨモギは自動車の排ガスや土埃をかぶりあまり綺麗ではないというイメージをお持ちかと存じます。
自然豊かな幸畑の綺麗な空気の中で育つヨモギは新鮮な春の味覚です。春の時期になればご入居者様と職員が共に協力し収穫したヨモギを使いパンケーキを作ります。薄緑を帯びた萌黄色の美しい野趣溢れるスイーツの出来上がりです。
材料(16人分)
①ホットケーキミックス | 900g(150gx6袋) |
②卵 | 6個 |
③牛乳または水 | 500ml |
④サラダ油 | 適量 |
⑤バター | 適量 |
⑥練りあんまたは粒あん | 320g |
⑦ヨモギ(生) | 200g |
⑧塩 | 小さじ1杯 |
⑨重曹 | 小さじ1杯 |
作り方
ヨモギペーストの作り方
1.
みんなでヨモギ摘みをします。ヨモギ(生)をよく洗い手分けをして硬い茎を落とし柔らかい新芽の穂を集めます。
2.
鍋にたっぷりのお湯を沸かし⑦ヨモギ(生)、⑧塩、⑨重曹を入れて3分。
3.
茹で上がりのヨモギをざるにあけて水を切ります。
4.
3をフードプロセッサーまたはミキサーに入れてペースト状にします。
ホットケーキの作り方
1.
大ボールに②卵、③牛乳(または水)、ヨモギペーストを入れてよくかき混ぜます。
2.
大ボールに①ホットケーキミックスを入れ、へらでゆっくりと、ざっくりダマが少し残る程度になるまでかき混ぜます。
3.
ホットプレートを強火にし、④サラダ油を敷きます。
4.
ホットプレートを弱火にし、2の生地を一気に注ぎ3分。
5.
膨らんできたら、⑤バターを入れフライ返しで裏返し蓋をして2分。
6.
焼き上がりのホットケーキの上に⑤バターと⑥練りあんまたは粒あんを乗せて出来上がりです。